
about

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空間の設計を学び始め、設計を生業としてから、
幾年月経ちました。
自らのうちから生み出すということは、
自らの内面を豊かにせねばならない、
沢山の引き出しを作らなければ生み出せない、
と学生の頃に痛感しました。
それから必死にもがき学び、
様々な仕事やクライアント、職人さんに出会いました。
無駄になったことはひとつもなく、
すべてが私の糧となっています。
そして今思うことは、
日々生活者として生きることそのものが、
住まいの設計に繋がるということ。
日々感じること、思うこと考えること、
ひいては生活全てが住まいのアイデアに繋がります。
この仕事を生業にできて、心から感謝することのひとつです。
住まいは、その土地に、大地に根差しています。
その土地の光と風、湿度や気温、緑や生きもの。
その土地に立ち、耳を澄まし、息を大きく吸って、
住まいの形を探る。
そして、住まう人の声に耳を傾ける。
人として生活者として、自らの足でしっかりと立ち、
先人を敬い学び続けるその先に、
私に生み出せる空間があると信じています。
自分の少しだけ得意なことで、
人様の役に立てるという喜びを胸に、
未来の皆さまにお会いできる日を、楽しみにしています。
赤松純子


profile
赤松 純子 Junko Akamatsu
東京・吉祥寺生まれ、幼少時の4年間、コンゴ民主共和国のキンシャサで過ごす。現地で住んだ、欧米スタイルを南国風にアレンジしたレンガ造りの家を今も鮮明に記憶している。手先が器用で、図画工作に手芸、お菓子作りなど、モノ作りが得意な子どもだった。ミュージカルに夢中になり舞台美術を志すが、両親の反対により国家資格の取れる建築の道へ。横浜国立大学・大学院で建築デザインを学び、一級建築士の資格を取得。卒業後、伊東豊雄建築設計事務所に入所。その後日本設計にて箱根小涌園『森の湯』を設計担当。2001年fantastic designを設立。
温泉施設からカフェ、集合住宅に家具デザインと様々な仕事に携わる中で、住まいこそ日々の生活を支える根っこだと実感。インテリア、家具、色彩と空間にまつわることを幅広く学び、住宅作家となる。16年ほど専門学校や大学で教鞭を取った経験もあり、話すこと、伝えることの技を磨く。
カウンセラーのごとく相手に寄り添った丁寧なヒアリングから本質的な思いを引き出し、生活動線を徹底的に考え組み立てられた、身体感覚に忠実な合理的な間取りに定評がある。施主・工務店と作り上げた間取りは200軒超。住まいが身体を包む衣服のように暮らしを包み、身体の延長のように感じられる快適さを、間取りを通して追求している。家でのんびり本を読むのが好き。自然と寄り添う、犬のいる暮らしが夢。


