人は壁の厚みを見抜く
- 4月16日
- 読了時間: 1分
そこに石の壁があるとする。
側面は見えないから、石の厚みはわからない。なのに私たちは、その厚みをなんとなく感じる。分厚い石が積まれているのか、薄い石が張られているのか。その質量を感じ取る。人は言葉にできずとも、空間を感じ取っているのだと思う。
もしかして、壁の向こうの気配や音を推し量っているのかもしれないし、肌が感じる温度でその壁の厚みを感じ取っているのかもしれない。なぜなら、壁が厚ければ厚いほど、音はシャットアウトされるし、私たちが感じる室温とは、壁表面の温度に左右されるから。
それと同じように、その空間を設計した人間の心持も見透かされているのかもしれない。仲間の設計を見ると、どことなく性格が透けて見えるものだ。
それは作家なら、文章から人となりがわかるようなものかもしれない。自身の日々の生活や思考が設計に透けるなら、おろそかにしちゃいけないんだよなぁ、、、とゴロゴロしながら過ぎゆく、穏やかな午後のひととき。

コメント